一般的には宣伝目的でクリックさせることを狙ったメールを「迷惑メール」と呼びますが、宣伝目的以外にもあの手この手でメールを利用した迷惑行為が頻発しています。「このようなメールを受信した経験はありますか?」という例を挙げてみたいと思います。
「先日は大変楽しい時間をありがとうございました。是非またお時間が空いた時にでもお会いできませんか?」クリックする場所もありませんし、メール内容のどこにも宣伝文は含まれません。「だったらこのメールは迷惑メールではなく、送信者は自分の知り合いかも知れない・・・」と考え、「どなたでしたっけ?」などと打ち返してしまうと、どうでもいい返事と共にURLの仕込まれたメールが再送信されてしまう仕組みです。
この迷惑メールの目的は「返信させること」です。もちろんURL付きのメールが届いても、素直にクリックするユーザーはほとんどいませんが、重要なのは「返信したこと」です。この行為によって送信者にこのメールアドレスが有効であることが分かってしまったわけで、利益を得る為に「生きた」メールアドレスとして他の業者に売られる可能性があります。
このような迷惑メールのタイプは「返信させる」種類で、似たようなメールには電号を掲載して「電話させる」種類もあります。あるいは、「○月○日に××株の株価が急上昇!」などと根拠のない情報を大量に流し、冷静に分析したら誰も買わないような低価格の適当な株を大量に買わせたり。
株価が大量買いによって急騰する動きを見て、「情報に信憑性がある」とその株を購入してしまう人たちも現れます。このように株価をコントロールし、タイミングを狙って「売り抜け」ることで儲けることが本当の目的になります。要するに、メールを利用して情報を巧みに流して利益を発生させるというタイプの迷惑メールになります。
このように、迷惑メールには、「クリックさせる」、「返信させる」、「電話させる」、「情報を流布して狙い通りの行動をさせる」といった種類に分類することができます。受診者は送信者の狙いに引っかからないよう、とにかく「何もしない」のが重要な対策になります。