ソフォス(SOPHOS)は法人向けウイルス対策ソフトウェアの開発、あるいはウイルス情報を提供するイギリスの会社ですが、ソフォスの調査によると、アメリカは「迷惑メールの送信数ナンバー1の国」だそうです。
2007年に「スパム送信国(中継国)ワースト12」が発表されましたが、それによるとワースト3はアメリカ・韓国・中国の順でランクインしています。1位のアメリカは5.2%で2位の韓国、4.9%で3位の中国を大きく引き離し、なんと28.4%という数字を記録しています。
要するに、世界中の迷惑メールのうち、実に28.4%もの割合でアメリカ国内にあるコンピュータが中継して送信行為が行われているという事実が判明したわけです。アメリカ国内の中継コンピュータの大半は「悪者に乗っ取られたパソコン」だそうで、「ポット」と呼ばれるウィルスに感染し、悪意に満ちた攻撃者の思いのままに操作され、迷惑メールを撒き散らしているパソコンのようです。
「ゾンビ・パソコン」とはこの乗っ取られてしまったパソコンのことを指します。ゾンビ・パソコンを使用するユーザーは気付かないうちに迷惑メールを送信してしまい、いつの間にか加害者になっているわけです。一度「ポット」ウイルスに感染してしまうと、直ちに乗っ取りが行われ、遠隔操作ができるよう手を加えられ、メールを送信用ソフトをインストールし、そこから好きなだけ迷惑メールを送りつけてしまうことになります。
ちょっと前まで、ゾンビパソコンは国外にあると考えられていました。けれど警視庁は1万台以上も国内に存在していると発表しました。自分の使用しているパソコンがゾンビ・パソコンにならないよう、ひたすらウイルス感染対策を施し続けるしかありません。
ウィルス対策ソフトをインストールし、Windows Updateは実行し、迷惑メールを受信しても安易にアクセスしたり添付ファイルを開けない、といった対策が有効です。もしゾンビ・パソコンと化してしまうと、パソコン内部に保存しておいた情報を抜き出されてしまう可能性もゼロではありません。