ニュースの中でも、迷惑メールが発端となって勃発したニュースをいくつかピックアップしていきたいと思います。
・ホーメルフーズ社はスパイシーハムの缶詰を扱っている会社ですが、自社製品であるスパイシーハム缶詰「spam」の製品名が一般的に迷惑メールのことを指すようになり、名称使用の阻止を試みてキャンペーンを打ったり、欧州共同体商標匠庁(OHIM)に訴状を提出したりしてきました。けれど調査の結果OHIMはホーメルフーズ社の訴えを退け、その理由は「グーグルなどで『spam』という用語を検索してみると、スパム缶詰よりもスパムメール関連の方が圧倒的にヒットしている」ことなどで、この一連の騒動はニュースになりました。
・出会い系サイトを運営する社長以下4人が「特定電子メール送信適正化法遺法容疑」の罪で逮捕されましたが、彼らは128台のパソコンを中国黒龍省のビルの一室に設置し、日本国内から遠隔操作を行い、2006年の7月から8月にかけての2ヶ月間、1日に約9千通、全部で54億通にも上る膨大な量の迷惑メールをパソコンや携帯メールに送信していました。
・オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した、と伝える内容のメールが送信されましたが、本文中には「オバマ大統領の受賞を疑問視する人たちが各地で暴動を起こしている」とリンクに誘導し、ついクリックしてしまったユーザーはトロイの木馬に感染してしまう、という仕組みの迷惑メールをセキュリティのマカフィが見つけ、ニュースになりました。マカフィの説明によると、世間の関心の強いニュースを悪用して迷惑メールを送信し、不正ソフトウェアのダウンロードを行わせる手口が増加傾向にあるようです。